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2021年1月20日 UPDATE

姫島の新しいインターネット回線について調査してきました

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ITアイランド運営事務局です。

前回のブログで少し、姫島の新しい光回線インターネットの話をしました。姫島では今年3月にFTTH(Fiber To The Home)化の工事が完了する予定で、各家庭で光回線のインターネットが使えるように現在整備を行っています。

今回は、担当部署である情報センター(ケーブルテレビ姫島)の松原さんにお話を伺ってきました。

姫島のケーブルテレビと、今までの姫島ケーブルインターネット(旧回線)について教えてください。

姫島ケーブルテレビは平成12年から整備が開始されました。当時、大海(おおみ)・金(かね)地区といった姫島の東側に当たる地域はテレビの映りが悪かったり、見られないチャンネルがある「難視聴地域」となっていました。里(矢筈岳を挟んで西側の地区一帯)のほうは、もともと山口放送や愛媛放送も入って、チャンネルもたくさん見ることができましたが、大海・金は電波が届きにくく、「共同アンテナ」と言う複数世帯でアンテナを立てる方法で対策していました。ケーブルテレビが入ってからは、地区の差なくテレビを視聴できるようになりました。

平成16年には、ケーブルテレビの整備とほぼ同時にケーブルインターネットも導入されました。

新回線の、旧回線と違うところはどんなところですか?

旧回線と新回線の違いとしては速度が理論値で24Mbps(旧回線)から1Gbps(新回線)になったことです。数年前、YouTubeなど動画コンテンツの閲覧が増えたことなどから「速度が遅くて使いにくい」という声があがり、FTTH化が検討されるようになりました。以前の回線だと動画が読み込みできず止まったりして、見るのにストレスを感じることも多かったです。ポケットWi-Fiなどを別途契約する方も多かったみたいです。今はケーブル回線だけでもスムーズに見られていますね。

FTTH化の効果は?

FTTH化になって、インターネットの契約世帯が20件ほど増えました。いずれも若い世帯です。姫島は世帯数も少なくほとんどが高齢世帯なので、若い世帯の契約が20件増えるというのは結構大きいです。若い世代にとってそれだけ高速のインターネットが不可欠になっているということだと思います。若い人はインターネット環境が整っていることに魅力を感じてくれるでしょうし、それがU/Iターン者の増加にも繋がっていけばと思います。

姫島にはケーブルテレビの自主放送もありますね。

やはり災害など緊急時には、テレビをつけてニュースをみたりすると思うんですが姫島の自主放送では漁港カメラや文字放送があり即座にローカル情報を確認できます。インターネットが見られない状況でも情報が得やすい環境が作られています。姫島村のホームページと使い分けて、活用していただければと思います。

 松原さん、ありがとうございました!

今まではITアイランドセンターでの回線速度は早かったものの、自宅では各家庭の対応が必要でした。今回のFTTH化で自宅でも比較的安価に光インターネットが使えるように整備され、テレワーク・ワーケーションの受け入れ態勢が整ってきています。

次回は、実際はどれくらいの回線速度なのか?を調査してみようと思います。

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