
姫島で見つけた、暮らしと自転車のちょうどいい関係
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こんにちは、関東から姫島に移住してきて10か月が経つ、姫島ITアイランド運営事務局のスタッフです。ゴールデンウィークも明けたというのに、まだ少し肌寒い日が続いています。
今回は、私の趣味である「サイクリング」についてご紹介します。
姫島に来てからというもの、自然に囲まれたこの環境が本当に気持ちよくて、気づけばほぼ毎日のように自転車で島内を走り回るようになりました。関東に比べて空気が良く、深呼吸するだけで身体の内側からリフレッシュされるような感覚があります。信号に引っかかることもほとんどなく、時間の流れがゆったりしているのも大きな魅力です。
姫島では春になると桜が見ごろになります。島のあちこちに咲く桜は、派手さこそないものの、どこか素朴で、島の静かな雰囲気によく馴染んでいます。自転車でのんびりと走りながら、満開の桜を眺める時間は、まさに贅沢そのもの。人混みに揉まれることもなく、自然の美しさをゆったりと味わえるのは、姫島ならではの春の楽しみです。
また、風を切って走る気持ちよさは、日々の忙しさやざわつきを忘れさせてくれます。海は潮の満ち引きや時間帯によって見え方が変わり、季節ごとに出会える生き物も違うので、何度走っても新しい発見があります。
特に気に入っているのは、ブルーラインからの眺めです。夕方に訪れると、空と海がゆっくりと色を変えていく様子がとても美しく、思わず時間を忘れてしまいます。
また、自転車での移動中は、ふと気になった場所に立ち寄ったり、車では見落としてしまうような風景に出会えたりと、小さな発見があるのも魅力です。途中には視界が大きく開けた場所がいくつもあります。晴れた日には、遠く国東半島まで一望でき、海と陸のコントラストがとても美しいです。自転車でゆったりと走りながら、島の外の景色まで楽しめるのも魅力のひとつです。

晴れた日には国東半島を一望できます
おすすめのコースは、ブルーラインと呼ばれる海岸沿いの道を通って島を一周するルート。国東半島を一望できるポイントがいくつもあり、どこを走っても美しい水平線が楽しめます。中でも海食崖の壮大な景観は圧巻です。その後は拍子水温泉のそばを通り、山の上にあるアサギマダラの休息地を経由して戻るコース。坂道のアップダウンも程よく、自然と歴史を感じられる内容になっています。
以下のマイマップでは、ルート上の「ブルーライン」を青い線で表示していますので、ご計画の際にお役立てください。
フェリーには自転車を載せることができ、港近くではレンタサイクルも利用可能です。道幅も広く車通りも少ないため、ご家族やご友人とのサイクリングにも最適です。途中には自動販売機もあり、水分補給の心配もありません。
サイクリング中にたまたま出会った猫が、いい感じに写真におさまってくれました。こんな何気ない時間が、実は一番贅沢なのかもしれません。
姫島にお越しの際は、ぜひ自転車で島の魅力を体感してみてください。