見るほど楽しい盆踊り
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こんにちは、姫島が一番盛り上がる時期がやってまいりました。ITアイランド運営事務局のよもぎもちです。
姫島の夏といえば盆踊りです。姫島の色々な出来事を紹介してきた当ブログでも盆踊りを紹介したいと思います。姫島村の盆踊りは毎年8月14日(水)~16日(金)の3日間、19時頃から21時過ぎまでの時間帯で行われます。
今年の盆踊りは台風の影響で14、15日に予定されていた日程が17日に延期となりました。フェリー乗り場横の広場に中央会場が設置され、臨時便が出るそうです。
14日・15日の2日間は観光用の特設会場である中央広場(姫島港フェリー広場)も設置され、夜間臨時便も運航される等、特に賑わいます。16日は供養盆といい、亡くなった方々を弔う盆踊りを行います。こちらは初めの2日間とは異なり時間も短く派手な踊りもないしめやかな盆踊りになります。
盆踊りは鎌倉時代の念仏踊りから始まりその名残を今にとどめているといわれています。踊りには大きく分けて2種類あります。「中踊り」と呼ばれる普段着のままで盆踊りの間は途切れることなく踊り続ける踊りと、「外踊り」と呼ばれるキツネ踊りやタヌキ踊りなどが人気の踊りです。
外踊りは西浦地区、北浦地区、南浦地区、松原地区、大海地区、金・稲積地区、中学生のグループに分かれています。各地区の盆坪(ぼんつぼ)と呼ばれる踊り場からスタートして順番に各盆坪を巡ります。そのため、1か所の踊り場にいることで全ての踊りを楽しむことができるようになっています。
外踊りの種類は約60種類あり、毎年そのうちの30種類近くの踊りが披露されます。伝統的に踊り継がれた踊りもあれば、創作踊りと呼ばれる新しい踊りもあります。毎年出る踊りもあればそうではない踊りもあります。
全てを紹介することは難しいため、代表的な踊りをいくつか紹介させていただきます。
キツネ踊り
北浦地区に伝わる踊りで、白いキツネ達が掛け声とともに踊ります。先頭の着物を着たキツネは庄屋キツネと呼ばれていて、物語には所説ありますがキツネに扮した人間の庄屋さんだそうです。凛とした踊りはとてもかっこよくて可愛らしいです。
タヌキ踊り
大海地区に伝わる踊りで、酒瓶を持ちながらお腹をさする飲んだくれのタヌキたちがとてもユーモラスで可愛らしい踊りです。キツネとはまた方向性の違った魅力があります。
銭太鼓
松原地区に伝わる踊りです。男性が銭太鼓を両手に持ち力強い振り付けで踊り、女性はしなやかな動きで踊ります。一つの踊りで強弱があり海の波を思わせます。
田植え
大海地区に伝わる踊りです。田植えの様子を表現した振り付けがとてもコミカルです。田植えをしている人々の間を自由に飛び回る虫のアブの動きは見ている人の笑いを誘います。
他にも物語をモチーフにしたものや綺麗な着物で淑やかな踊り、近代的なユーモラスたっぷりな踊りなど衣装や振り付けに趣向をこらした踊りが沢山あります。祖先を賑やかに迎えて送り、踊る人も見る人も楽しくなれる陽気な村民性の表れているお祭りです。
盆踊りの際に歌われる歌はしりとり式の歌い方をする歌詞になっています。男性が歌って女性が歌い返すといった歌い方で、歌詞も恋の駆け引きを思わせる歌詞になっています。歌詞に殺すという単語があって怖いなと思いましたが、目元がよくて悩殺されるという意味のようなので分かってみるとなんとも色っぽい歌詞ですね。
姫島の一大イベント是非堪能しに来てみてください。
お問い合わせ先 | 姫島村役場 水産・観光商工課 |
電話番号 | 0978-87-2279 |
詳細情報 | 姫島村役場ホームページ |