荒神祭に参加してきました!
- ブログ
- 姫島の日常
こんにちは、ITアイランド運営事務局のきなこもちです。
昨日は、荒神祭に参加してきました!
荒神祭は姫島村の対象地区(大海地区)の方々が集まって五穀豊穣を祈願するお祭りの事です。
朝は雨が降っていて不安に思っていましたが、午後は雨も上がり日差しも暖かいと感じるほどになりました。お社に到着するまでの長い坂道を登りながら地域の方からこのお祭りについて色々なお話を伺う事が出来ました。
「一人でも多くの参加者を増やすため”よど”を15年ほどやりよんのやけんどのぉ・・・昔よりも今は参加者が少なくなってしまっちょる」 ―大海地区住民 大海 重好さん
※よど(前夜祭みたいなもの)
よどでは子供を対象にくじ引きなどを行っているそうですが、それでも年々参加者は減り、現在では30人程になっているそうです。ぼんやりですが僕も子供のころ、こちらにくじ引きに行った記憶があります。
上に到着すると赤塗の立派なお社がありました。実はこれ大海地区の方々がお金を出し合って建てたものだそうです。お話を伺いながら眺めていたらお社の中に見慣れない絵が…気になったので大海地区の方にこの絵について尋ねてみました。
この絵は大海地区の人が好きな絵を描いた物だそうです。虎や鷹や人物など、よく見ると本当に色々な種類の絵が描かれていて驚きました。
大海地区の方々と世間話を少ししていると続々と人が集まってきました。みなさん「息切れが・・・」とおっしゃっていましたし、ご年配の方も多くいらっしゃいましたが笑顔でお話されている方が多く、かなり元気の良い方が多い印象です。
祈願後、世話人の方が手作りで作った甘酒をふるまって頂きました、甘いけどさっぱりとした味で僕は好みでした。
20人ほどの人が集まって来たところで宮司さんが祈願に来ました。
その後、宮司さんにこの神事についてのお話しを色々と聞くことができました。
「大海地区には3箇所社があるんです。大海地区は世話人の方が3箇所全てのお世話をしていてこれは村内でもかなり珍しい事です。」―宮司 江原 不可止さん
僕はこの話を聞いて、団結力や文化を大事にしている大海地区の方々の想いを感じました。
姫島では地区単位でも色々なお祭りが行われています!もしお祭りに遭遇できたら覗いてみてはいかがでしょうか?