アバターロボットで別府の「太陽ミュージアム」を社会見学しました
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姫島ITアイランドコワーキングスペースにて、姫島小学校6年生を対象にしたオンライン社会見学イベントが開催されました。今回の見学施設は別府市内籠にある「太陽ミュージアム」です。
太陽ミュージアムとは、障がい者の生活・仕事・スポーツを通して自立を支援する「太陽の家」に併設されている施設です。これからの共生社会へ情報発信を続けていくための拠点であり地域交流の場として位置づけられています。施設内の見学は普及型アバターロボット「newme(ニューミー)」を使って行われました。
アバターの操作は、なんとNintendo Switchで行われ、普段から慣れ親しんだSwitchでの操作ということもあり、子ども達はすぐに使いこなしてしまったようです。
施設内には展示室や体験ゾーンが配備されていて、今回は係員の方の誘導を受けながら主に展示コーナーを周回しました。
説明の後は、パラリンピックの種目にもなっている「ボッチャ」のボール投げを遠隔体験しました。アバターを介してのパラスポーツ体験は臨場感にあふれていて、子ども達にとっても刺激的だったようです。
体験コーナーでは他にも、車椅子バスケや車いすマラソン用に特化した車いすに触れていました。車いすマラソンのレーサーは一番速い時は車と同じくらいの速さになることを聞き、子どもたちも興味を持っていたようです。
その後質問タイムが設けられ、「施設の広さは?」「何人くらいがいるの?」といった子どもたちからの質問に、担当の方からは「施設の広さは26,000平方メートルあり、約420名の方が利用しています。約160名が施設で暮らし、あとの人は地域で暮らしていて通っています。」という回答がありました。
別府市の近隣には沢山の障害をお持ちの方が暮らしていますし、さらには外国の方が多く通うAPU(立命館アジア太平洋大学)もあります。地域一体となって多様な生活を支援していることが伺えました。
最後は児童代表からお礼の言葉を伝え、担当の方からは「コロナがおちついたら実際に来てみてください」とメッセージがありました。
2月22日には姫島中学校でも同イベントが行われたとのことです。アバターなどのロボット活用で様々な体験ができれば、今のようなコロナ禍の状況で出かける機会が減っても、新しい知見を得るチャンスにつながりますね。
太陽ミュージアム
住所 | 大分県別府市大字内竈1393番地2 |
開館日 | 月曜日~土曜日 10時~16時 |
休館日 | 日曜日、年末年始、夏季休暇、その他指定日 |
入館料 | 小学生以下 無料 中・高校生 100円 大学・専門学生以上 300円 |
ホームページ | 太陽ミュージアム~No Charity, but a Chance!~ |