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2021年3月5日 UPDATE

密着、姫島の「干しかぶ」製作過程に迫る

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こんにちは、最近は寒暖差が激しくて体温調節が難しいなと感じているITアイランド運営事務局のよもぎもちです。体調を崩しやすい時期なので、美味しいもの食べて元気を付けていきたいなと感じるようになりました。

今回は姫島の冬から春にかけての風物詩をご紹介します。姫島では島内のあちらこちらにスライスされた大根が干されている時期があります。

これらは大根を乾燥させたもので姫島では「干しかぶ」と呼んでいます。姫島の野菜については以前書いた記事(姫島の隠れた名産品)でも過去に紹介させてもらいました。

今回使用した写真は島民の方からご提供いただいています。ありがとうございます。

姫島干しかぶとは


大根を天日干しした保存食です。姫島の製法は干して茹でて干すのが特徴で、一般的にはゆで干し大根と呼ばれているものです。天日干しにする事で、日光にさらされるとアミノ酸やカルシウム・鉄分・食物繊維といった旨味や栄養素が生の状態よりも各2~10倍以上増え、乾いて凝縮されることにより少ない量で多くの食物繊維を摂取しやすくなります。

まずは皮をむいてサイズを整えた大根をスライサーで一定の厚みでスライスしていきます。立派なサイズの大根が沢山ありますね。

次にスライスした大根の中心から一本切れ込みを入れます。

スライスした大根は風通しのいい場所のフェンスに一枚ずつ間隔をあけて数日干します。


干したての大根がずらっと並んでいます。風が吹くと大根の先端が揺れてまるでステップを踏んでいるようにも見えました。

乾燥した大根は束にしてまとめ、熱湯で茹でて加熱します。

その後、再度干してさらに乾燥させます。この手順を行うことで大根の味がより凝縮され、やわらかく甘みが増すそうです。


最終的に乾ききった大根は元の大根よりも茶色味が増していますね。

干しかぶは島内のお土産屋さんでも購入することが可能です。商品の写真はお土産屋の「ビ・ボーン」さんと「おおいた姫島」さんに提供していただきました。こちらも以前紹介したひじき同様お土産屋さん毎に卸している方が違います。食べ比べてみるのもいいかもしれません。

最後に、干しかぶを使った「干しかぶの五目炒め」と「ひじきと干しかぶの煮物」です。こちらは地元の方が作った料理写真をご提供していただきました。干しかぶと他の具材の味が合わさり深い旨味があり、色々な食感も楽しめる料理です。ほっぺが幸せになりました。


島内の旅館や飲食店で小鉢として登場することもあります。煮物や炒め物以外にもちらし寿司やサラダに合うらしく、おおいた姫島さんの店舗でレシピを配布中だそうです。

姫島の干しかぶは通販サイトからも購入できるようです。ぜひ、姫島の干しかぶを味わってみてください。

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